デイサービスで働く時に必要な心構えを知ろう

デイサービスは接客業

デイサービスは、介護認定を受けた高齢者の方が施設に通って行なう介護サービスです。朝施設に来所され、夕方にはお家へ帰られます。ということは、施設で過ごされる時間をいかに有意義なものにして差し上げられるかを大前提にして仕事をする必要性があります。
介護の仕事と言えば、高齢者の方のお世話や介助をすることがメインとなります。ですが、デイサービスではそれに加えて精神的なサポートも必要なります。施設での食事はおいしく食べてもらえているか、レクリエーションは楽しく参加してもらえているかなど、周りを見渡して状況を把握しておきます。その状況に合わせた声掛けや手助けをします。声のかけ方などにも気配りが必要になるでしょう。言葉遣いや対応の仕方が、場合によっては利用者の方からの苦情となってしまいます。このように、デイサービスでは介助のみが仕事ではなく、気配りや心配りが必要な接客業に近いと言っても良いでしょう。

利用者にとってはみな同じ職員

未経験の仕事をスタートした時は、誰もがもちろん初心者です。これは、実のところ自分自身の状況に過ぎないのです。施設を利用される方にとっては、どの職員も同じです。だからこそ、わからないことはわからない、できないことはできないときちんと判断し、お願いできる職員に代わってもらうことが大切になります。なによりも、利用者の方にご迷惑をかけないことが優先されるからです。仕事を始めたばかりの時は、できないことが多いのは当然です。無理をするよりもできることから始めましょう。そして、少しでも早く仕事を覚えてできることを増やす心がけをしましょう。

コミュニケーションが重要

デイサービスの現場には、さまざまな人が関わっています。利用者である高齢者の方々、そのご家族、一緒に働く職員、連携先の施設職員などです。人と人が関わり合ってなにかを行なうために欠かせないのが、やはりコミュニケーションです。
デイサービスで施設を利用される方々に気持ちよく過ごして頂くためには、職員間の連携はとても重要です。連携を取るためにもコミュニケーションは必須と言えます。円滑に仕事を進めるために、利用者の方の状況や1日のタイムスケジュールなどの情報共有が大切です。なにかトラブルが起こった時はコミュニケーションが取れていれば対応もスムーズでしょう。そのためにもまずは、職員の名前と顔を覚えることが先決です。さらに、一緒に仕事をしていく上で性格も把握するとより仕事がしやすくなります。
もちろん、利用者の方の名前と顔を覚えることも合わせてしていきましょう。利用者の方とのコミュニケーションを取る第1歩でもあります。声掛けをする時に、名前でお呼びすることも多いでしょう。そして、デイサービスではご家族との交流も増えます。送迎時に会話をする機会も多いですから、積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。