今、デイサービスは介護業界で注目されている

デイサービスで働こう!

近年注目されるデイサービスを知ろう

デイサービスが注目の的

デイサービスの立ち位置

近年注目されるデイサービスを知ろう

介護業界全体では介護報酬の引き下げの議論が沸き上がっています。介護事業は、利用者の方から利用料として1割を負担してもらい、残り9割が税金と介護保険料で賄われています。介護事業運営上の経営指標を表す数値として、収支差率があります。この収支差率が高いサービスに対して、経営上の余力があるのではないかと判断され、介護報酬を引き下げようという声が上がっているのです。ただ、介護事業所を運営する側からは、収支差率だけでは経営上の余力があるとは判断しかねると反論も出ているのが現状です。
介護関連の事業所のなかでも収支差率が高い事業として注目されているのがデイサービスです。デイサービスは、利用者の方が日中の間だけ施設を使用するサービスです。宿泊などの施設費用が掛からないことと夜間の人件費が掛からないこともあり、近年施設増加が著しいと言えます。利用者の方から見ると、デイサービス施設が増えることで選択肢に幅ができるので喜ばしい状況でしょう。ですが、国としては介護費増加につながるという懸念があります。高齢化が進む日本では今後も重要な課題となるでしょう。

ともに増加するデイサービス利用者と事業所

事業所が増えている原因として、最も大きいのは高齢者の増加にともなって利用者の方が増えたことにあります。デイサービスを利用するためには、介護認定が必要です。この介護認定によって要介護度が決まります。そして、要介護度にあわせて利用料を支払いますが、サービス内容によっては1回の利用料が数百円で受けられます。このことが、事業所の増加に関連しているとも言えます。
2001年にスタートした介護保険制度。デイサービスの利用者数は、スタートした年に全国で約65万人でしたが、おおよそ10年で2.5倍以上に増えています。デイサービスの事業所も全国に約1万ヵ所あったものが、おおよそ10年で3.5倍に増加し、3万5千以上の事業所が運営されています。この事業所のなかでも、小規模事業所があります。1ヶ月あたりの利用者数が300人以下という規定の基で運営されています。その観点から、大規模な事業所より運営効率が低いと判断され、介護報酬が16%と高く設定されています。これが、新たな業者の参画に大きく影響を与えたと言ってもいいでしょう。結果として、小規模なデイサービス事業所の増加につながっています。

進化する提供サービス内容

デイサービスでは、食事や入浴など日常生活の支援の他、レクリエーションが行なわれています。施設ではさまざまな方との交流をしながら1日過ごして頂きます。そのなかでのコミュニケーションとして、レクリエーションの価値は高まっています。実際、このレクリエーションに色々な工夫をしているデイサービス事業所が増加しています。例えば、ショッピングモールの敷地内に事業所をつくりショッピングや食事を楽しんだり、スポーツメーカーと協賛して運動機能改善のレクリエーションを企画したりと多方面な対応がされています。そのため、人気のあるデイサービスはなかなか利用ができない状況を生んでいます。

特集カテゴリ
興味があるならデイサービスで働こう!